令和5年度第2回「日本・ウイグル文化交流会・総会」が開催されました
令和5年(2023年)10月15日(日曜日)、三郷市希望の郷交流センターで、NPO法人JUアカデミー基金主催の「日本・ウイグル文化交流会・総会」が開催されました。このイベントには、当基金の理事、監事、各奨学生、会員、賛助会員、そして在日ウイグル人の研究者たちを含む合計80人が参加しました。
最初は、当基金の理事長から開会の挨拶がありました。彼は「この文化交流会は、異なる背景や歴史を持つ日本とウイグルの皆様が、お互いの文化に触れ、理解し、尊重する場を提供するものです。文化は私たちのアイデンティティや価値観を形作り、豊かにします。そして、異なる文化を探求することは、私たちの視野を広げ、新しい友情を育む機会を提供してくれます」と述べました。
第1項目で、参加者は2人のウイグル音楽家による素晴らしい演奏を楽しむ機会がありました。ウイグル音楽では、伝統的な楽器が幅広く使用され、代表的な楽器にはタンブールやドータールが含まれます。ウイグル音楽はウイグル文化の欠かせない一部であり、その独自性と多様性によって特徴づけられています。近年、この音楽は国際的に注目され、ウイグル文化の保存と普及に向けたさまざまな取り組みが行われています。
第2項目で、ムカイダス先生より「日本とウイグル『知られざる文化的共通点』」という題目で講演をいただきました。Muqeddes先生は上海華東師範大学でロシア語学を学び、その後来日し、神奈川大学歴史民俗資料学研究科で博士課程を修了されました。現在、Muqeddes先生はある大学で非常勤講師として教育に携わっています。
その後、金澤郁子先生と梅田先生が「日本の文化に関する講演」を行い、ウイグルの皆さんに対して「日本の文化は非常に多様で、数千年にわたる歴史と独自の発展を経て、芸術、建築、宗教、料理、祭りと伝統行事、言語と文字などから構成されている」日本文化について深い理解を提供しました。
第3項目で、シェル(Shel)先生により「僕は君たちに武器を配りたい」という題目で発表をいただきました。シェル先生は、金融、国家安全保障、軍事戦略・情報工作プログラム、安全保障プログラム、英語について詳しく話しました。
第4項目で、塔里木 スラジディン氏の三人の女の子がウイグルの昔話である「英雄チン・トゥムール」を演じました。参加者が笑いながら楽しみました。ウイグル文化には多くの素晴らしい昔話が伝承されており、その中で「英雄チン・トゥムール」は特に知られており、日本でも数種の翻訳が出版されています。
第5項目で、当基金の理事長より当基金の紹介とお知らせがあり、その後、令和4年度事業報告、令和4年度収支決算報告、令和5年度事業計画、令和5年度収支予算計画が発表されました。
続いて、素晴らしい表彰式が行われ、当基金を熱心に支援し、かけがえのないアドバイスを提供してくれた7名の会員たちが称賛されました。
その後、皆様はポロ、サラダ、冷菜、サンザ、バカリ、チキン・カワープ、サムサなど、ウイグル料理の美味しい味わいを楽しむ機会がありました。また、ウイグルの多彩な伝統文化が豊かな色彩で表現された展示もあり、ウイグル文化を身近に感じることができました。
食事後、Tokyo Gem Science社の代表兼GSTV宝石学研究所の所長で、現在は宝石科学のコンサルタントとして、宝石における研究、教育セミナー、宝石鑑別などの技術サポートを行っている研究者の阿依アヒマディ氏より閉会の言葉をいただきました。阿依アヒマディ氏の当基金への熱心な支援と貴重なアドバイスに感謝の意を表し、表彰されました。
閉会の際には、または賛助会員、団体会員である「シルクロード・タリムレストラン」オーナーの塔里木 スラジディン氏から閉会の挨拶がありました。彼からは当基金への期待や各奨学生の生活、研究、そして将来の進路に関する貴重なアドバイスをいただきました。塔里木 スラジディン氏も当基金を積極的に支援し、貴重なアドバイスを提供してくれたことに表彰されました。
最後に、司会者が日本・ウイグル文化交流会の閉会を宣言し、自由な交流と全員での記念撮影を行い、イベントは幕を閉じました。この交流会は異なる文化同士の交流が新たな扉を開く瞬間であり、世界がより広くなることを証明した重要な瞬間でした。
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